福岡圏 - 賃貸物流倉庫マーケットの賃料相場・空室率の動向について詳しく解説。
第1四半期も福岡の物流施設に対する需要は堅調であり、既存物件および新築物件に対する需要によってネットアブゾープションは167,000㎡となった。
第1四半期は1物件132,000㎡の新規供給があり、ストック(総賃貸可能面積)は前四半期から10% 増加し、1,410,000㎡となった。
第1四半期末時点の空室率は5.5%となり、前期比3.3ポイント低下、前年比で3.3ポ イント上昇している。
第1四半期末時点の賃料は月額坪当たり 3,441円となり、前期比2.7%上昇、前年比4.1%の上昇となった。新築物件の高い 賃料水準が既存物件にも波及しながら、マーケット全体の賃料上昇が続いている。
大型物件が供給されたが、竣工時点で高稼働で空室率は低下した。空室のある物件の数は少なく、多くの既存物件は高稼働が続いている。テナントが選択できる物件はほとんどない状況が続いている。
建築コストの上昇が続いており、今後供給される物件は周辺物件と比較しても高い賃料になる。新築物件も竣工時点で高稼働が続いており、全体の賃料上昇が続くと予想される。