大阪圏の物流賃貸市場は、大阪港および神戸港を中心として形成される「大阪圏ベイエリア」、名神高速道路、第二京阪道路などの高速交通網を活用する国内幹線輸送の要である「大阪圏内陸エリア」の2つのエリアから形成されています。
大阪圏の物流賃貸市場は、各企業のグローバルサプライチェーンを支える物流インフラの中枢である「大阪港および神戸港」を中心として形成される「ベイエリア」、名神高速道路に代表される高速交通網を活用する国内幹線輸送の要衝である「内陸エリア」の大きく2つのエリアから成り立っている。
大阪圏の物流賃貸市場の歴史は20年足らずとまだ歴史は浅く、2004年頃から「ベイエリア」を中心に開発がスタートした。
その後、2010年頃にはこの開発の波は「内陸エリア」へと広がり、昨今では、その流れは大阪府内のみならず兵庫県、京都府、および滋賀県、奈良県にまで波及しており、マーケットが引き続き拡大を続けている状況である
日本最大の物流賃貸市場である東京圏と比較し、供給面から見た大阪圏のマーケットボリュームは約1/3程度と見られるが、EC化に代表される産業構造の変化に伴う「物流の受け皿」として、大型物流施設への需要は引き続き堅調に推移するだろう。