名古屋圏の物流賃貸市場は、輸出入貨物の取り扱いをメインとする名古屋港を中心とした「名古屋圏ベイエリア」、名神高速道路の小牧ICを中心として国内配送をメインとする「名古屋圏内陸エリア」の2つのエリアから形成されています。
名古屋圏の物流賃貸市場は、輸出入貨物の取り扱いの中心である名古屋港を核とする「サウスエリア‘(ベイエリア)」、名神高速道路の小牧ICを中心として国内配送をメインとする「ノースエリア(内陸エリア)」に大別される。
名古屋圏の物流賃貸市場は、大阪圏より少し遅れて2007年頃から、中部経済圏の「物流銀座」と称される小牧IC周辺から開発がスタートした。
その後、リーマンショックの影響により一時期、その開発スピードは鈍化したが、自動車産業を中心とする底堅い需要や、好調な経済環境を好感した各デベロッパーの再参入の影響もあり、2017年の年間5万坪を超える大型供給を契機に、その開発速度は徐々に加速することとなった。 名古屋圏の物流賃貸市場のマーケットボリュームは、供給面からみた場合、現状、東京圏の約1/8~1/10程度と見られるが、2022年には、10万坪を超える物流施設が新規供給され、2023年以降も10万坪を超える新規供給が予定されていることから、そのマーケット規模は急速に拡大していくであろう。
小牧IC周辺の内陸エリア(ノースエリア)
名古屋港・伊勢湾岸道周辺のベイエリア(サウスエリア)