名古屋市を中心とする中京圏は、首都圏・近畿圏と並ぶ日本の三大都市圏の一つである。名古屋駅地区は、ターミナル駅を中心に大型オフィスビルが林立するビジネスエリアである。栄地区は、オフィスビルにデパートや文化施設、ブランド店が並ぶ調和のとれた商業・文化エリアとなっている。航空宇宙関連工場や化学系工場等が多い臨海部、市内工業系用途地域には、名古屋のものづくりを支える様々な工場・貸工場が立地する。また名古屋市南部大江地区は、国際戦略総合特区「アジアNo1.航空宇宙産業クラスター形成特区」に指定され、名古屋市の北東に位置する「なごやサイエンスパーク」や研究開発型企業団地「テクノヒル名古屋」があり、次世代を担う産業創出を支援している。またリニア中央新幹線の名古屋駅開業を見据え、新たな路面公共交通システム等の導入も進んでおり、都市機能の強化・向上が図られることで、オフィス需要にもプラスの効果が期待されている。