名古屋市
愛知県 - 名古屋市のビジネス・オフィス街
東京、大阪に次いで日本第三経済圏の一つに数えられ、愛知県の政令指定都市として知られる名古屋市のビジネスオフィス街は、自動車、工作機械等の製造業が集積することで知られ、 名古屋駅前、 丸の内、 伏見、 栄の4エリアが主要オフィス街として認知される。 丸の内のビジネスオフィス街は、名古屋城が建てられる際に作られた商業エリアであり、長い歴史を感じられる雰囲気と、 丸の内KSビル や 丸の内Oneビルディング 等の高層オフィスビルが立ち並ぶ街並みが入り混じった独自性のある場所となっている。また、証券関連の企業がオフィスを構える伏見のビジネスオフィス街は、名古屋の金融のハブエリアとして知られており、 名古屋インターシティ や AMMNATビル(名古屋朝日会館) 等の高層オフィスビルが並び、栄えている。近年では大型オフィスの新規開発が継続的に行われ、2015年には大名古屋ビルヂング、JPタワー名古屋、2017年にはグローバルゲートウエストタワーが竣工。新幹線のターミナル駅であり、リニア開通が予定される名古屋駅駅前地区は大規模再開発によって都市機能が向上し、ゲートウェイ都市としての存在感を高めている。 JLLが発表した世界86都市のプレミアムオフィスビル賃料を比較するレポート では、名古屋は第12位となっており、前回のランキングから順位を上げている。 日本を先導する都市の1つである名古屋のビジネスオフィス街の今後のさらなる発展に期待したい。